【スウェーデン留学】授業・スケジュール・試験まとめ
Hej!こんにちは。Fika Travelogのさくらです!
今回はスウェーデンに1年間交換留学した筆者が授業やスケジュールについて紹介します。
タイトルの通り、授業が週に2~3回ほどでした。かなりゆるめなスウェーデンの授業スタイルについてぜひ理解を深めてみませんか?
・スウェーデンの授業スタイル
・時間割
・テスト、単位について
※筆者が文系の授業を履修していたので、そちらが中心になりますので理系の方は若干異なる部分がありますが、ご了承ください。
学年度
スウェーデンでは2学期制で
- 春学期(1月中旬か下旬~6月頃)
- 秋学期(8月下旬~1月中旬)
に分かれます。
学校の入学時期は日本とは異なり9月です。秋学期終了後から春学期開始まではあまり休みがなく、その代わり夏休みが約3ヶ月ほどあります。
単位制度
ヨーロッパでは単位をヨーロッパ共通のECTSで示します。ECTSはEuropean Credit Transfer and Accumulation Systemの頭文字をとったものです。
60ECTSが1年でとるべき単位数になります。最低が30ECTSで、最大でも45ECTSまでです。各学期30~45ECTS分の授業を履修することができます。
1年間で履修しなければならない単位数は60ECTSですが、秋学期25+春学期35といった履修は認められず、各学期最低でも30ECTS以上はとらなければなりません。
時間割・授業時間
またスウェーデンの大学では1学期が2つまたは4つのサイクルに分かれており、筆者が留学した大学では4つのサイクルに分けられていました。
1サイクルは1ヶ月と1週間程度で、約1ヶ月かけて1つの授業を履修するという形になるのが一般的です。単位数の異なる授業がありますが、基本的に授業の回数は週に2~4回程度です。
以下の表は筆者が留学した大学の履修サンプルです。
フルタイムコースの授業が1ヶ月と1週間程度かけておこないます。授業の頻度は大体週2~4回です。
一方、ハーフコースは約2ヶ月間かけておこないます。そのため、授業は1週間に1回程度です。
日本とは違って毎日授業があるわけではないので、その分自主学習に時間を当てることができます。
筆者の通っていた大学では授業時間が1コマ1時間45分でした。長いな~と思われるかも知れませんが、結構一瞬で終わります笑どの授業も10~15分程度、途中で休憩をとってもらえるパターンが多いです。
授業形態
(中にはゼミの様なものや、プロジェクトベースの授業もあります)
いわゆる講義。基本的に出欠確認がないので、参加は自由。
主にディスカッション。テーマや課題が与えられ、それについて事前に準備をして参加する。
授業によって、ディスカッション・プレゼンテーション・グループワークなど様々である。
・Take home exam(エッセイ)
決められた日に問題がオンラインで公開される
↓
決められたフォーマットにしたがって回答
↓
期限までにオンラインで提出
・対面のテスト
対面のテストでは専用の会場があります。テストを受けるために事前にオンラインで登録をしなければなりません。この工程を忘れるとテストを受けることができなくなるので注意です!(友人は登録をし忘れ、再テストの時期にテストをうけたそうです)
テスト時間はコースにより異なりますが、大体4時間が一般的です。
テストの形式もコースにより様々です。紙ベースのテストもあれば、自身のコンミュータを持ち込んで受けるテストもあります。コンピュータの場合、ソフトをインストールしてネットで調べられないようにする場合もあります。また、教科書等の持ち込みOKや禁止など、コースによりかなり様々です。
食べ物(ナッツ以外)も持って行くことができます笑
課題
リーディングやセミナーへの準備が主に課題となります。
セミナーではリーディングをもとに意見をまとめて発言することが求められるので、リーディング課題をしないと授業についていくのがかなり苦しくなります。
授業は毎日あるわけではないので、事前課題の時間は十分にあるのであまり問題はないでしょう。
再提出・再テスト
私たちからするとかなり珍しい制度化と思いますが、もし成績がF(Fail)であれば2回再テストを受けることができます。
本テストの約1ヶ月後に再テスト1回目がおこなわれ、それにも落ちると2ヶ月後くらいに再テスト2回目があります。時期によっては、学期をまたぐこともあります。
Take home examの場合でも、エッセイの点数が満足でない場合は、先生に申し立てて再テストを提出できることもあります。
剽窃チェック
スウェーデンのみならず全世界共通で言えることですが、剽窃・盗作(plagiarism)は厳しく罰せられます。
特にTake home examの場合、提出する前に無料で利用できるplagiarism checkerやAI detectorなどを使用して自分の論文が盗作になっていないかチェックすることができます。
学校側は高精度の剽窃チェッカーを導入していて、エッセイの提出時にそれで自動でチェックできるようになっています。先生によるかもしれませんが聞いたところ、(パーセンテージででてくるそうですが)、10%程度なら見逃す場合がほとんどであるそうです。
最後に
今回はスウェーデンの授業形態や試験・スケジュールについて紹介しました。
日本のスケジュールと比べて、授業数がかなり少なく、自主学習に時間を当てられることが分かります。
また、日本の授業スタイルとも異なり、ディスカッションやグループワークの時間が多くとられます。その分、英語力や思考力の上達に繋がるのではないでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!